がんと鍼灸

がんの術後のケアーを鍼灸で

昨日、千葉鍼灸学会の時の友人が来院。
前かがみで歩いているので、何処かおかしいのかと思い学会の時に声をかけると、足腰がおかしいとのこと。うちに治療に来ればと誘いました。

彼は今年初め大腸がん(s.1)が発見され内視鏡で手術をする。その後、お腹が張り、便秘が続いている。やる気が起きなくて悩んでいたそうです。鍼灸で治療しようにもどのようにしたら良いかわからず(彼はスポーツトレーナーで活躍している有名な方でスポーツ鍼灸が得意分野)、どのようにしたら良いか思案中でした。

私のように経絡治療をすることで自律神経の働きを良くし、丹田の弱っている状態を改善する。と、背筋が伸び胃腸の働きもよくなってくる。腸の働きは便秘のツボを使うのではなくお腹が柔らかく服力が出てくるように治療すると改善できる。

後は、朝スクワットをしウォーキングをすると身体全体に力が出てくるのです。

当院にはこのような方が多く見えています。

漢方の考え方も同じようです。
以下読売新聞より記事を一部抜粋しました。

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鍼灸学会にてがんと鍼灸で発表

昨日10日東京大学を会場として全日本鍼灸学会が開催された。会頭は東京の杏林堂院長の小川卓良先生であった。会頭口演は今までの集大成ともいえる、鍼灸治療の今後の可能性であった。鍼灸治療はすばらしい。今から30年後をみすえて、鍼灸が真の医療として認められるように、効くという証明をしなければいけない。という話であった。

私はがんと鍼灸というシンポジウムにて開業鍼灸師の立場から指定発言をした。他のシンポジストたちは大学の先生で有り、皆末期がんの患者さんに対して緩和ケアーとしての鍼灸が役割ではないか。抗がん剤の副作用に対してしびれや嘔気などによく効く。痛みに対しても不安感に対しても効く。往診をすることも今後の役割ではないか。ということだった。

私は、「患者さんサイドからみたら、緩和ケアーという言葉を聞いただけで諦めろというようにとらえてしまう。鍼灸は体全体を見る医療であり、がんだけをみているのではない。前向きに生きるという事を患者さんと共に願って治療を勧めたい。だから、緩和ケアーではないんだ。笑って笑顔で過ごせる生活をしたい。」と話し乳がんが縮小した事例を話した。

話を聞いて感銘を受けたという方が数名おられたことは嬉しかった。

それから、がんの患者さんで亡くなった方も数名おられるが、どなたも痛みでのたうち回った方はいない。もし痛みが強くなったらその時はモルヒネを打てばよいのであって、患者さんが望むのであれば過激な治療をしなくても良いのではないだろうか。

こんな話を壇上でするのは私くらいかもしれないが大切なことは患者さんの意思を尊重することです。

と最後は一人で👏してしまった。

諸外国では鍼灸を取り入れているところが多く日本が一番遅れているのかもしれない。という話もありました。
医学部でもカリキュラムに鍼灸を取り入れるところも増えているそうで、今後はもっと増えてくるでしょう。

腹部脂肪が増えるとがんリスクが上昇

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最近の研究に脂肪がつく場所によりリスクが上昇するという論文が発表された。

これは面白いことで、鍼灸というのは体の状態を見ながら触って判断するのだが、(これは西洋医学ではないことです)腹部と臀部に脂肪がつくとがんのリスクが上がるというのは、私も同じことを考えていた。

冷えが強い人は上半身は太っていないが下半身、特に臀部の周りの脂肪が多い傾向がある。これはダイエットしても簡単には減らない。循環が悪いだけでなくホルモンバランスも悪いからだと思う。また、腸の働きも悪く便秘をしやすい。脳内ホルモンは腸で作られ、便秘をするとホルモンの出が悪くなる。よって自律神経やホルモンバランスが極端に悪くなると更年期障害がひどくなったり、最悪はがんになるのではないか。

これこそ、東洋医学が一番得意とする治療ではないだろうか。

日頃より鍼灸の治療をすればがんのリスクは下がる。

と考えていたのです。

これを学会で発表すればよかった。

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