パーキンソン病や認知

早期パーキンソン病にカフェインの減少が・・・時事通信より

血中のカフェインの減少が著しい場合はパーキンソン病の疑いがある。という新聞記事が載っていた。早期に発見できるという事で、それなりの対策を施せば進行を遅らせる効果があることがわかった。

コーヒーなどに含まれるカフェインにパーキンソン病の予防効果があることは最近の複数の研究で分かってきた。
小腸の働きが弱ってカフェインの吸収が弱まり、パーキンソン病の進行を早めるのではないか。

ドーパミン量が正常時の20%以下に減少すると症状が表れるとされている。

鍼灸治療は腸の活動を良くする効果は以前から発表されている。便秘に効くツボを刺激することでカフェインの摂取が増えるとすれば、パーキンソン病の予防に鍼灸は効果的だという事が言えるのではないか。

その上でカフェインのパッチをすればより効果的ではないだろうか。

当院でも積極的に便秘対策を施す予定である。


金井

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時事通信より抜粋



体がこわばり、寝たきりになるパーキンソン病の患者は、コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインが小腸で吸収されにくいことが分かった。適量のカフェインは発症を予防し、進行を遅らせる効果が知られており、貼り薬を開発して皮下に流れる血液に直接取り込ませる方法が有望という。
 順天堂大の斉木臣二准教授や服部信孝教授らが4日、米神経学会誌ニューロロジー電子版に発表した。
 パーキンソン病患者では脳で伝達物質のドーパミンを生み出す神経細胞が減り、運動神経を調節できなくなって骨格筋が弱まる。コーヒーを1日1、2杯飲む程度のカフェインには神経細胞を保護する働きがあると考えられている。
 斉木准教授らは平均年齢60代でカフェイン摂取量がほぼ同じ患者108人と健康な31人について、血液に含まれるカフェインやその代謝物質10種類の濃度を分析、比較した。
 その結果、患者では濃度が低く、カフェイン摂取量を増やしても濃度が上がりにくいことが判明。カフェイン分解酵素の遺伝子に異常はないため、小腸で吸収されにくいと結論付けた。
 カフェインを人並みに摂取していてもカフェインや代謝物質の血中濃度が大幅に低い場合、パーキンソン病を発症しやすいか、発症し始めていると考えられ、採血検査で早期診断できる可能性があるという。(2018/01/04-17:55)

早期パーキンソン病に鍼灸は効果的か

最近、街で歩いている人で歩幅が狭く前かがみで歩いている人を見かけることが多くなってきた。2014年現在16万人のパーキンソン患者がいると発表されている。

パーキンソン病は原因がはっきりしていないため、現時点ではl-dobaの減少を補う薬を処方し、運動機能の改善を図っている。パーキンソン病を治す薬ではない。

初期の内に対策を施せば発症を遅らせることが可能ではないだろうか。

典型的な症状がなくても、精密検査を行うとドーパミンの量が著しく減少していることが分かって、パーキンソン病と診断することが出来ます。

典型的な初期症状としては、じっとしている時に片側の手足がふるえる(安静時振戦)▽歩き出すときの最初の1歩がうまく踏み出せない▽歩行中の歩幅が小さくなる▽小声になる▽体に柔軟性がなくなる−−などが挙げられます。

発症10年位前より
(1)体中がふるえているように感じる(本人が感じる)

(2)レム睡眠障害
突然悪夢を見るようになる▽睡眠中に大声で暴言のような寝言を言う▽まるでけんかでもしているかのように手足をバタバタさせる等。

(3)起立性低血圧
立ち上がった時にふらつく、眩暈がする。

(4)便秘
突然に便秘が始まる。

(5)嗅覚の低下
大脳辺縁系の萎縮が始まると近くにある嗅覚神経に異常をきたす。

等の症状が現れたらパーキンソン病が発症する可能性が高くなります。
これらの症状はパーキンソン病が進んだ時に現れる症状でもあります。

早期に表れたときに自律神経の乱れをなくすように、睡眠を規則正しくとる。眠れないときには眠れるツボがあるのですが、鍼灸治療をすることで改善することが可能です。
肩こりは起立性低血圧を起こしやすくなります。
歩行や軽い運動なども効きます。後頭部のコリを取るツボも有効です。
便秘を改善するツボに刺激することもよいでしょう。
嗅覚の異常は鼻の通りをよくすることでも効果があるでしょう。

鍼灸治療は一つひとつの症状を改善するだけでも効果があるでしょう。全身の循環のバランスを整える効果もあります。

それらを考え鍼灸治療は早期のパーキンソン予防に効果的だと考えます。

パーキンソン病すくみ足の改善

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新しい年の第一弾臨床からです。

昨年末のことでした。以前から見えている70歳の男性のパーキンソン病の患者さんです。

夕方車に乗って来院しました。駐車場より中々降りてこないのでどうしたかと思っていたら、すくみ足がひどく歩くこともやっとで待合室に来るまで時間がかかってしまったようです。

本人弁
「1時間前に薬を飲んだがいつもは効いてくるのだが今日は動けないどうしてだろう。」

10歩歩くのにも3歩進んでは止まり、床に車のカギを放り投げそれを拾いながら前に進むという方法で歩いていました。服を脱ぎのも時間がかかり、いつものようにおしゃべりはなかった。

さー、どの様に治療しようか悩みましたが、いつも通りにやってみようと考えた。

経絡治療肝虚で証を立て右の太衝に置鍼し足三里の補法を行いました。
なんと置鍼5分くらいすると右の足親指が動き出し(軽いジスキネジア)腹部も柔らかくなってきました。これはいけるかも15分後に置鍼を抜く。

うつ伏せも一人でできる、・・・・これは動けるのでは。背部に2本刺鍼。

治療後、一人で服を着ることもでき、手を上げてさよならの合図をし何事もなかったように帰っていきました。
顔はにこやかに笑って。

改めて鍼灸治療は効くんだ。と実感しました。

【考察】
身体の具合が悪く、ON-OFFがひどく出て
1時間前に飲んだL-DOPAが効きが悪かったのでしょう。
鍼をしたことで巡りが良くなり効きだしたのだと思います。あまり色々なところに刺鍼をしない方がよい。何が効いたのかわからなくなるから。

ムクナ豆を鍼灸と併せてパーキンソン病患者さんに

ムクナ豆と鍼灸治療を併せてパーキンソン病患者さんに使っている処はあまり聞きません。

当院では専門医とムクナ栽培の専門医と共に研究をしております。

資料は少ないでしょうが鍼灸コンパスコラム欄に掲載してあります。御覧ください。

ムクナ豆はL-DOPAが多く含まれている豆です。パーキンソン病の方が多く食しておりますが、すでにL-DOPA製剤を服用している方は多く食べすぎないよう注意が必要です。ただ、上手く食せば効果が多く見込まれます。
私は自分で栽培し、自分で工夫して食べることを勧めています。


パーキンソン病とムクナ豆
https://www.shinq-compass.jp/salon/column/2689/15186/

栽培方法も併せて
https://www.shinq-compass.jp/salon/column/2689/14228/

ムクナ豆の食べ方
https://www.shinq-compass.jp/salon/column/2689/14229/

パーキンソン症候群とパーキンソン病の鑑別

鍼灸コンパスのコラム欄に掲載しました。
お読みください。

https://www.shinq-compass.jp/salon/column/2689/15186/

最近来院されている患者さんにパーキンソンとよく似ている症状の方が多くみられます。専門医も病名の判定に苦慮している方が見受けられます。神経内科医では病名により薬が違いますから診断がはっきりとしないと効きません。予後の判定にも支障が出ます。

鍼灸治療はパーキンソン症候群でもパーキンソン病と同じような治療をします。脳の循環が良くなるようにすることで筋肉の硬直が取れたり歩行が改善したりします。日常生活をするうえでQOLの改善が見られます。

ただ、長期に渡ってはパーキンソン症候群はどのくらい効果があるかわかっていません。正しい診断をし対処した方が良いでしょう。

認知症の予防は35%は危険因子除去で可能

英ロンドン大学精神医学教授のGill Livingston氏ら各国の認知症を専門とする研究者24人のグループ。認知症に関与することが分かっている危険因子のうち、教育レベルの低さ(15歳以降に教育を受けていない)に加え、中年期(45歳以上65歳未満)の聴力低下、高血圧、肥満、さらに高齢期(65歳以上)の喫煙、抑うつ、運動不足、社会的孤立、糖尿病の9つの因子について対策を講じることで、認知症の35%は予防できることが示されたという。
 
 また、これらの因子のうち特に認知症予防で重要なのは「教育レベルの低さ」「中年期の聴力低下」「高齢期の喫煙」の3つであることも分かった。同グループによる分析で、認知症患者数は、15歳以降も全ての人が教育を継続できるようにすることで8%、中年期の聴力低下例を全て治療することで9%、全ての高齢者が禁煙することで5%減らせると推定された。

飲酒と認知症

暑い日のビールは最高。仕事が終わるとつい一杯。
だが飲酒は適量があることがわかった。
週に23杯までが適量。
だが毎日飲むのは考えた方が良いだろう。
血中にアルコール分が残るから。

ほどほどに
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認知予防に歩行しやすい体を鍼灸で

認知症予防に歩行が良いというエビデンスがありました。
鍼灸には認知予防に良いというエビデンスは現在ありませんが、歩行をしやすくすることは鍼灸治療で可能です。膝が痛い、腰が痛い、神経痛で悩んでいるという症状を取り除くと歩きやすくなります。やる気も出てきます。結果として認知予防ができると考えています。

これは乳がんや大腸がんでも同じことが言えます。
歩行をすれば発症リスクを抑えることができる。
発症しやすい体を治せばよいわけで、特に歩き易い体作りをすることががんを防ぐことにつながるだろう。

金井

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